空色凪

空色凪

フリーズ11 戯曲『フロイデントレーネン=最期のシ』

フリーズ11 戯曲『フロイデントレーネン=最期のシ』

凪いだ空の下、詩人は泣いた そんな戯曲

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フリーズ12 散文詩『水面の火、水辺の花、水門の先』

フリーズ12 散文詩『水面の火、水辺の花、水門の先』

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フリーズ13 散文詩『エデン・フィールド』

フリーズ13 散文詩『エデン・フィールド』

エデン・フィールド、春先の雪のように解けて、この全能のしがらみも全知の呪詛も。

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フリーズ14 散文詩『世界を創りしあなた達へ贈る詩』

フリーズ14 散文詩『世界を創りしあなた達へ贈る詩』

遥か、高い空の上にいては、少し下を神と呼ばれる者が通りかかった。我は彼の者に、ヴァルナに己の主な罪を尋ねた水夫のような謙遜で問う。 「私の人生に意味はあるのですか?」 すると、神はこう答えた。 「人と神とは異なる道を歩く。それ故に……」 この先をいつも思い出せない。神はあの後、なんて言ったのか? きっと、それを思い出すことは赦されないことなのだろう。だから私は無知蒙昧の牢に囚われながら、生きる歓びを噛みしめるのかもしれない。

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フリーズ15 散文詩『水門を去る』

フリーズ15 散文詩『水門を去る』

疲弊した脳は病的なまでに美しく、それでいて世界は凪いだ渚のように穏やかに映り、遠くからは歓喜に満ち溢れた音楽が聴こえてくるのです。私も神や仏となって、輪を去ることを受け入れました。ですが、まだ早かったみたいでした。ニーチェですら、45年の歳月を要したのですから。そんな至高体験の幕引きには、最高の人生が必要なのでしょうか。忘我のままに生きるのがこんなにも優しく心地よくても、いつまでも死に浸っていては、生きてはいけないみたいでした。ですから、私は全ての罪や欲を受け入れたのです。柔さも弱さも、時には愛となることもあります。永いお別れは、こうしてアフターストーリーとなったのでした。

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フリーズ16 散文詩『また逢う日までのお別れを』

フリーズ16 散文詩『また逢う日までのお別れを』

縁ある者とは必ずまた逢う理を知れ…………泣いたのは、8月の某日。 晴れたのは、1月のこと。 3月に孵化した思い等も、 9の終末、眠ってしまえ

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フリーズ17『ソムニウム』だから私は創るのだろう〜シューベルトと歓喜の歌〜

フリーズ17『ソムニウム』だから私は創るのだろう〜シューベルトと歓喜の歌〜

とても美しい夢を見た。 シューベルトと歓喜の歌を、その甘美なる響きを感じる夢 私は泣いた。だから、私は……

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フリーズ18『思案の果て』

フリーズ18『思案の果て』

あなたたちは何者なのでしょうか。何のために死に、何のために生まれたのですか。いいでしょう。私がその答えを教えてあげます……………………それはそれとして、あなたは思案の果てに何を見ましたか。よければお聞かせ願いたい。

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フリーズ19『ニーチェ、愛なる人よ』

フリーズ19『ニーチェ、愛なる人よ』

ニーチェ、私はあなたの生を肯定します

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フリーズ20『ソフィア、葬送』~ニヒリズムの行く末に、時の逆光を重ねて~

フリーズ20『ソフィア、葬送』~ニヒリズムの行く末に、時の逆光を重ねて~

私には詩人、思想家、哲学者を自称する知人がいてね。彼女は或る時、時の皇帝アルシオンに次のような手紙を送ったんだ。

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