魚尾

無限修練システム

三石は山頂に立ち、天下を俯瞰するかのように世の中の全てを見下ろしていた。風に吹かれ、彼の姿はまさに颯爽としていた。 「三石!そんなに自分に酔ってないで!」 どこからか甘えたような声が聞こえてきた。 三石が振り向くと、そこには氷のように清らかな女性警官、仙人のような気品を漂わせた女剣仙、妖艶で魅惑的な狐族の王女、そして可愛らしく純粋な人魚の少女などが、一斉に不満げな表情で彼を見つめていた。 三石は額に手を当て、心の中でため息をついた。 「やっぱり女は俺の修練の邪魔になるだけだな……」

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • 青春
  • 冒険
  • 全年齢対象
  • Copyrighted