草むらに落ちていた晒された馬の頭骨。周りには紫色の茸が生えていた。なぜ頭骨だけコロンと。(筆者が毎年行く長野のペンションの近くで見つけた草むらの中の馬の頭骨、三年間同じところにあったが、四年目に埋もれて見えなくなった。そこまでは本当にあった話、写真も撮ってある)
紫色の茸にばあさんが食われて菌糸の中に入った。ばあさんは二十歳に若返り、菌糸の中を歩いていた。じいさんは茸に塩をふって、ばあさんをもどそうとした。
良い艾を作るじいさんがいた。茸取の名人でもある。ある日木の枝に出る緑の茸を見つけた。その茸は怖ろしい妖怪茸だった。