三点倒立の人。主に変な短編を書く。
長編が書けるようになりたい。ちょっと変で個性的なキャラをうまく表現できたらなー、なんてぼんやり考えながら。あんまり深く考えてない。
私は卵になりたい。卵になって全てをゼロにして、もう一度生まれ直したい。生きたくない。死にたくもない。助けて。でも触れないで。傷つけて。でもできるだけ、傷つけないで。 思いついたものを残しておく、それだけのための短編集です。
短編集そのニ。私は独りでなくてはならない。万人の笑顔のために、私は不幸でなくてはならない。 誰にも愛されない人生よりも、誰もが祝福する最期を望み生きる。
「すべては巨大なエイプリルフールだ」と彼女は言った。 「あらゆる全てに確証がなく、それらは歴史によって積み重ねられてきた妄信だ」と彼女は言った。 この世界が夢幻なのだとしたら。妄想の産物で出来ているのだとしたら。 生きようが死のうが、もうどうだっていいのだろうか。 「たくさん死んで、たくさん笑おう?」 彼女は最期にそう言った。