天の川は見えない
蒸し暑いだけの曇り空
べったりと纏わりつく湿気を含む重たい空気
スカートの裾を少し持ち上げヒラヒラさせている
無邪気さと恥じらいの境界線
そんな彼女に恋をした
雲の上では再会しているよね
不透明な厚い雲の先に思いを馳せる彼女
来年も見に来よう
そう約束した七夕の夜
あれから幾度か
天の川の見えない七夕を過ごした
今年はキラキラ輝く天の川が見えるけど
もう彼女はいない
織姫と彦星の再会を独りで見ている
涙で天の川が滲んで
やがて今年も見えなくなる
天の川は見えない
蒸し暑いだけの曇り空
べったりと纏わりつく湿気を含む重たい空気
スカートの裾を少し持ち上げヒラヒラさせている
無邪気さと恥じらいの境界線
そんな彼女に恋をした
雲の上では再会しているよね
不透明な厚い雲の先に思いを馳せる彼女
来年も見に来よう
そう約束した七夕の夜
あれから幾度か
天の川の見えない七夕を過ごした
今年はキラキラ輝く天の川が見えるけど
もう彼女はいない
織姫と彦星の再会を独りで見ている
涙で天の川が滲んで
やがて今年も見えなくなる
天の川は見えない