驕りの罰
きみがまだ生きているという保証はどこにもないのに
僕は何故まだ生きているのだろうか
愛する者が死んだ時には
自殺せねばならぬ、と書いた詩人がいた……
なぜ自殺せねばならないのか?
自分にとっての全てだったひとが死に
これからの生に光を見い出せなくなったから
そんな単純な理由じゃない
自分を生に繋ぎとめていたものは
いつかまた会えるだろう、という不確かな期待、
驕りだったことを悟ってしまったからだ……
僕はその償いとして死なねばならない
僕は生きている限り
きみが自ら命を絶ったという憶測と
きみが自殺する脳内映像とに苦しめられる……
僕は自殺しなければならない
約束を穢れたものに貶めたその罰として
驕りの罰