小遣い稼ぎの猫探偵亜蘭。今回の依頼人は美少女真柚と非・美少女サバエの高校生姉妹。 妹、サバエからの交際宣言でいきなりのカップル成立と思いきや、彼女の依頼に絡んでいたのは蛇を操る同族の笹目と、自意識過剰なイケメン坊主だった。 「猫少女縁起」「黒煙踊猫始末」の続きですが、単独で読んでも大丈夫。
†Cry/シリーズ・零A②† 人間は雑種の化け物より弱く、雑種は純血の化け物に疎まれ、純血は人間に関わることに制約のある「宝界」。人間の国と化け物の国で静かな争いが続く中で、争いの終結を目指す若き飛竜――後の英雄の物語が始まる。 一応単独で読めます&零Aは③まであります。 image song:Signal by Kalafina
私にとって、人生のあらゆることがどうでもいいことなんだ。なぜならばあの冬の日に甘受した絶対永遠なる至福に比べるとすべてが些末なことに映るからだ。私はまた安らかに死にたい。きっと願いが叶うのは全ての使命が終わってからなのでしょう。
僕のうつ病が消えて無くなった時に気分屋さんはやってきた。 頭の隅の方にあるはずもない四畳半ほどの入り隅に綺麗な体育座りをして、聞こえるか聞こえないかで文句を垂れてくる。 大抵が「暑い」「うるさい」と耳を澄ましてあげた僕の良心を返してほしくなる。 しかし、時折居候のくせに妙に的を得て、僕の怒りを収めてくれる。
嗚呼、もう一度ラカン・フリーズの門の先へ。今度は引き返さない。それがきっと僕の涅槃。僕が死ぬときにきっと解る。 否! 掴め。掴めよ、その手で。生まれてきた意味も、愛も悲しみもすべて!
映画の方の最終作品で、若い二人が、「次はこんなところで会わないか?」 と言っていたにも拘わらず、映画「お帰り寅さん」では、若い二人はまるで突たかの様で・・全く詰まらなかった。 其れで、視聴者からの「こんなふうに終わって貰いたかった」という要望のつもりで書いた前編。 後編も勿論書いていますから、何れ載せます。出演者の多くが不在の実現は難しい作品だが・・。