世界永遠平和のためのたった一つの冴えたやり方。 私には子供の頃からの夢があった。それは世界を平和にすること。そんな大それた夢と思うかもしれないが、私にとっては世界平和は切実な願いだった。ボランティアに参加して、人には優しく接するように心がけた。将来は国連で働きたいと思って英語を必死で勉強した。私は着実に世界平和のために一歩ずつ歩んでいた。
劫歴2021年。長年人類を悩ませてきた神の居場所を見つけるべく、12の亜神が聖夜に集った。だが、その長にして最高天に坐しますはずの7thだけが現れなかった。
愛しいヘレーネ、最愛の人よ 私はこの世に伴侶を得ました あなたはたまたまそちら側にいて、何も気づかない。それでもいいんだ。
最愛なる姫へ送るラブレター。 姫よ。これは君へのラブレターである。僕には宿命として、天の記憶がある。それは言うまでもない2021年1月のこと。 2021年1月7日 終末Eve 2021年1月8日 神涅槃 2021年1月9日 神殺し
あの頃の僕は生と死の狭間で、痩せてく世界のために、愛を歌ってはよく、血反吐を吐いた。嗚呼、僕も死んでいくのか。安らかに、穏やかに、永遠に死ぬ。