アイとユウ
ありふれたことばで満たされたい
つつみこむようなやさしさを感じたい
ひとりでたべきれない憂鬱を
切りわけられたらわたしにください
棘がひしめきあいすすり泣く
空のかすみに打ちひしがれる
ひとなんていつも身勝手だけれど
ふたりきりなら構わないから
構わないから 遠くにいこう
ふたりで遠くの 海でもいこう?
赤い眼でひとり夜を明かす
あなたをもう見たくはないから
見たくはないから 見なくちゃいけない
ひとりでたべきれない憂鬱を
切りわけられたらわたしにください
あなたのとなりにいさせてください
アイとユウ