のびる手
静寂に耳を傾ける
摩耗したこの歪な身体が
知らない物音に
はっとさせられる
潜る布団の中に見える ちらちらと光る炎が
あの頃の希望を想起させる
何も見たくなくても
お前に逃げ場はないのだ
そんなふうに ちらちらと燃えている
脆弱な唄を口ずさむ
摩耗したこの汚れた心が
覚えのある潮風に
はっとさせられる
はっとさせられる
のびる手
静寂に耳を傾ける
摩耗したこの歪な身体が
知らない物音に
はっとさせられる
潜る布団の中に見える ちらちらと光る炎が
あの頃の希望を想起させる
何も見たくなくても
お前に逃げ場はないのだ
そんなふうに ちらちらと燃えている
脆弱な唄を口ずさむ
摩耗したこの汚れた心が
覚えのある潮風に
はっとさせられる
はっとさせられる
のびる手