素朴で素朴すぎる歌がほしい
日が昇るから
ありふれてもいのちが 心臓にいっぱいあふれてる
ピューレを盛って 選べる一日がある
心地よい息を選んだ
時間がビューと吹き込んだら
風に音がなる
髪がきれいだから
特別じゃなくていいんだね
きっと優しく一日が流れ込む
光はおなじ
風も水もおなじ
とろけるはちみつもきっと同じ
時間が顔をのぞきこんでいるよ
泣いたっていい
きみの時間だよ
ぼくが書いて きみが読む
二人で編んでいる
ほっこり
できあがる歌
いたわる景色は
この景色でもいい 合図があれば
「見ているからね」
素朴で素朴すぎる歌がほしい
アンナの部屋には歌を活けたい
僕の部屋にいるように 心暖かければね
煙草くさいけどね
告げてくれたらいい
語ってくれたらいい
魂から見えるものを
切なる
希い
勝負するぞ
賭けるのは気持ち
そして
僕の勝ち
「この先、あるんだよ」
そぼくを
しかく や まる のように なぞる
いきのながい となりを つくろう
抹茶ラテでも飲みたいね
考えずにさ
笑ってさ
好きだからさ
これはきっとびっくり玉手箱
“なるようになる”が幸せへと着く
素朴で素朴すぎる歌がほしい
ぼちぼちと書き紡ぐ。
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