時季という。
・時季という。
肌の
高い白に映える
結び
円筒形の青
浅い
綿飴雲
見上げて
稜線
更に下方に行くように
行き
丘陵の上であっても妨げることのないように
周り
後ろから見える直ぐの景色を
肩ごしの中の練習を
耳と見てる
背中で聞いてる
時季。
草と足元の靴は
大きい
入道雲を曲がる
一度
見上げるより低く
確かめるように見れば
在る
利き手と背中と向こうの景色
青い所と白い空
緑の中の
肩ごしの中の。
広がる
パラソルの様に
回るなら
柄は有ると良い
掴むにしても留まるにしても
風にしても
てにとっても
ペンシルは
綿飴を思わせる雲を手に
曲がる入道雲、
耳と見てる
背中で聞いてる。
時季は
丘陵の上で
影法師を休ませて
鳥を飛ばして進み行く。
吹けば
直ぐになる。
丘陵の上
浅い
円筒形の青は用いられる。
白に合うなら、
見上げるように肩越しで見る。
時季という。