ファンタジー? 2
目の前の苦手な人
私の持ってる嫌だなという
その感情を体験する為に
自分で目の前に映し出している
その映し出された人は
私に嫌だなと思ってもらえるように
全力でその役を
引き受けてくれている
そのおかげで
私は嫌だなという体験を
堪能することができている
私達は
1秒間に10億回程
パラレル移動するもの
だから
目の前の苦手なその人は
1秒前の人とは全く違う人
なのに
その人は相変わらず
苦手な人であり続けるのは
私が嫌だという感情を
握りしめてるから
だから同じ映像を出し続ける
もうおなかいっぱいなの
だから
嫌だなは使わないことにする
玉ねぎの皮を剥くように
私は使わないと何度も何度も…意識する
嫌だという感情が
私の中から薄れていくと共に
映し出すものが変わってくる
この世界って
実はとてもシンプルな仕組
…思い出してきた?
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