気配の詩
優しいあなたにどうぞ。
気配の詩
漠然とした嘘が、僕を襲ってたまらない。
有言実行殺傷事件、夕焼け雨戸に陽がついた。
馬刺しのようで、丸ごと飲み込むその日から、狐火が燃えて、あたしに嘘をつくんだけれど。誰か教えてちょうだい。海の秘密も、あなたの事も、僕のことも。優しい君の事も。嘘で出来てて、あなたは私で、誰が僕のことなのか。優しく教えてくれよ。へへへ、馬鹿だって言いたいんだろ。もうハサミを貸してやらないからな。象牙はひとりで浮腫んだぞ。人生家来、気配故に、何故まだ気づかずうつつを抜かす。絢爛氏よせ数多ゆえ。腐敗せず生き残るのは、人間か、それとも、傷か。
気配の詩
無理しないで生きよ。