「諦観」
何度光を見ただろう
何度光を求めただろう
何度眼がつぶれただろう
そうして崖に落ちたろう
小鳥が枝々を渡り歩く
それはかろやかで すなおで
蓋し小鳥を見つむるこの眼は
出血した痕の白眼
黒眼はひとところに落着けず
肉にもならぬ我身の骨ばかり白歯でいぢめてる
この手は
動かすにも土を嬲る…
「諦観」
何度光を見ただろう
何度光を求めただろう
何度眼がつぶれただろう
そうして崖に落ちたろう
小鳥が枝々を渡り歩く
それはかろやかで すなおで
蓋し小鳥を見つむるこの眼は
出血した痕の白眼
黒眼はひとところに落着けず
肉にもならぬ我身の骨ばかり白歯でいぢめてる
この手は
動かすにも土を嬲る…
「諦観」