「小さな湖」

 机に伏せれど
 眠りは無く
 恐れに泣いても
 眠りは無い
 夢は奇妙な真実を漂わせて
 溺れるものも怖くなった
 水の底がどうにかなってるのか誰も知らないように
 この小さな湖の底は 分らない
 何が呼吸し蠢くか
 何が死んで唄うのか
 底見えぬ青藍の搖れる硝子
 映る景は哀れに寂しく

「小さな湖」

「小さな湖」

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-11-28

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