「朝の風景」
雪被の白妙菊
冬の白煙上げる家の花壇に一本あり
冷たい川の水を飲みて
ひと心地の溜息そっと吐く
見えぬ霞に蝶と化けた仙人が乗る
白煙の白米の香り
霞と混じりて
町は白染の風情となった
どうか荒々しく濯がれませんように
「朝の風景」
雪被の白妙菊
冬の白煙上げる家の花壇に一本あり
冷たい川の水を飲みて
ひと心地の溜息そっと吐く
見えぬ霞に蝶と化けた仙人が乗る
白煙の白米の香り
霞と混じりて
町は白染の風情となった
どうか荒々しく濯がれませんように
「朝の風景」