貧乏草の花言葉
山の朝の光は・・・
日の出から
山に入ってました。
中腹にある
もはや
ジャングルと化した
我が果樹園のお手入れと収穫に。
以前にも書きましたが
この山の霊気、神秘に満ち溢れ育まれ
此処で実った果実たちは
とても味が薄く糖度もかなり低い。
甘く瑞々しい
店頭に並ぶ今時のフルーツとは
一線を画す特別な実です。
悪魔の実シリーズ
とでも。
普段から栄養摂り過ぎの
私みたいな方には
特にオススメ。
そして今回
一番の目的である
ビワビワの実は
すこし手遅れと
言いますか
ギリギリ大丈夫だったところを
2日ばかり過ぎた感じの手遅れで
ほとんど落ちて腐って
そこにカメムシが大量発生しており
とどめを刺された感じの
踏み込むことさえ困難な
デンジャーゾーンになっていたので
今年はもう諦めました。
そう、新しいトップガンも
かなり評判良いみたいで。
やっぱり
トムキャットはとても格好良くて
ワタシランキング
ジェット三本指には
余裕で入ります。
それはともかく
とにかく
ほんの少しでしたが
ビワもコンビニ袋ひとつくらいは
採れましたし。
例年のごとく
大ゴミ袋みっつくらいは
収穫できるつもりで入り
そんで
人に配ろうと画策していたので残念。
そこから
夕方まで
あらゆる木々の枝葉を
切って落として
草も刈って。
繰り返し繰り返し。
植物ってのは
ほんと化け物ですよ・・・。
キリないし
やりきれるわけない、
今回特に
厄介に感じたのは
梅の木でしたね。
かなり防御を厚くしてやらないと
腕が傷だらけになりかねない。
なぜ
あんなに
切りづらく出来ているのか。
ここの梅の木だけなのですかね?
たしかに
苗木は
これは特別な梅だよ、
と当時
御厚意で分けていただいたものですけど。
しかし
この梅の枝がもう
刺々しいどころではなく
私的には
もはや鉄条網を切ってるような
感覚です。
いや、それは違うな
凄く脆い刃物?鋭さの鈍い針?
刃物は切れないほうが
逆に怖い。
危ないったらありゃしない、
刺さったら身中ですぐ折れるみたいな
イメージですかね。
この梅ゾーンに入る時には
足はガードされた安全長靴は必須。
トゲだらけの落とした枝とか踏むと
怖いので。
しかもこの梅のトゲが
すべて枝に対して垂直を保つように
生えている上に
トゲ自体がとても長いのですよ。
落とした枝が地面に
平行においてあるとすれば
そこへ垂直に針が立ててあるみたいな
ものです。
今時の軽い素材で作られたような
スニーカー程度のソールで
まともに踏んだら
おそらく簡単に貫通してしまうでしょう。
もちろん
腕や頭やその他の部位にも
追加装甲をキチンと。
多少は手間でも
これを怠ると
暫くは後悔するとこになりかねない。
怠慢プレイは
ケガの素です。
特別な、とは
特別危険な、という意味合いだったの
でしょうか。
こちらも悪魔の実シリーズの名に恥じぬ
恐ろしいウメウメの実です。
その名もヤバイ。
これは冗談抜きで
いわゆる野梅系の品種で
本当にそう読むのです。
で、今年は
例年ならば今頃
鈴生りの筈である
梅の実がまるで生っておりませんで。
・・おそらく能力者がまだ・・
梅もねー
べつに
こんな思いしなくても
先日に寄ったスーパーで
大袋にギッチリ詰め込んだ
某有名産地の特売値引き大粒梅が
¥200で売られていたのを
目撃してしまったので
なおさらなんなのですよー、もう。
まーきっと
梅の木だって
お休みすることも大切だと推察し
こういう年もあると割り切りました。
しょーがないしょーがない。
それに梅干しなら
自家製のが
まだまだ
数年はもつほど
食べきれないくらいありますし。
そして時は過ぎ
それまで雨が降りそうだった暗い空が
突然
間もなく日が暮れますよ、ちっくに
オレンジ色になったので
せっかくの忠告に従い
作業をやめて
帰ってきました。
しかし
帰り道で思ったのは
そういえば
このジャングル果樹園に
あれだけあらゆる雑草が
繁茂しているにもかかわらず
その中に貧乏草が一本たりとも
生えていなかったこと。
帰り道に通った
手入れをまったくしてない
中央分離帯のとこに
呆れるくらい
貧乏草が群生してるのを
目撃して
そう感じたのですけど。
亡くなった祖母が
この貧乏草が大嫌いだったことまで
なんとはなしに
当時の思い出と共に
突然
フラッシュバックしました。
祖母は生前
庭に貧乏草が生えることを
一切許さない、という方針を立てて
常に暮らしており
なにかにつけて
私にもよく
言い聞かせておりました。
貧乏草だけは
けして生やしてはならない、と。
あのこだわりは
なんだったのでしょうか。
よくよく
貧乏になにか
つよい想い入れや
不安があったのでしょうか。
その口から
直接聞いたことは
ありませんでしたが
祖母はすくなくとも
周囲の人間から伝え聞く限りでは
娘時代はお嬢育ちだった筈なのですが。
私の知らぬ時代に
ひょっとしたら
お祖父さんが
なにか
やらかしたのでしょうか。
うーん。
今となっては
もう
調べる術もない。
ちなみに
今のところ、ですが
私にとって【お金】とは何か?!
と
問われれば
それは
【 安全と安心と安定 】
を
もたらしてくれるものです。
これは
私の中で最重要項目と言っても
過言ではない。
なので
むしろ
大金持ちとなり
その富ゆえに
危険にさらされたり
悩みが尽きぬようになるくらいなら
そこまでは要らないのかも。
と、専ら考えてしまったりも
したりして。
うーん
でも
お金はどれだけあっても
困らないそうですし
悩むところですな~。
でもやっぱりもし
一生かけても
使い切れないほどの財産を
手に入れたとしても
わたしなら恐らく
誰もが羨むような贅沢をするよりは
上の三項目を徹底的に補完すべく
遣うとおもいますけどね。
ところで
この貧乏草
よく知られているのは
ハルジオンとヒメジオンの二種が
クリソツで
時期を繋ぐかの如くに
入れ替わるということ。
今頃は
もう
ヒメジオンの方かな。
迷ったら
茎を切ればわかります。
中が空洞なのがハルジオンで
そうでないのがヒメジオンで
立てよ国民がジークジオンですね。
そして
これは!
私は試した事がないのですが
どちらも食用になるそうで
キク科だけに
ちょっと春菊みたいな風味があるそう。
どちらも
抜群に繁殖力が強く
中には
除草剤にさえ耐性を付けた個体も
少なからず在るそうで。
しかし
スーパーで売られているのも
どこぞの食事処でお浸しなどが
出てきたのも
今のところ見たことがない。
あれだけ
歳々年々
手間も要らずにワサワサ
あちこちに生えてるのに。
そして
もしそういう機会があったとしても
祖母の影響からか
どうしても
食べる気にならない。
幼い頃に
仕込まれた影響力って凄いですね。
とはいえ
某山の麓で
蝶々が舞い飛ぶ
辺り一面の貧乏草の花畑みたいなのも
見た事がありますけど
なかなかに
幻想的でした。
けして
足は踏み入れませんでしたが。
私にとっては
今回のカメムシゾーンより
さらに危険地帯。
梅枝ゾーンもそうですが
トラマナでも習得してないと
入れませんよ。
いやホント
そんな風に育てられた
私には
思わず
目を見張るくらいの貧乏草オンリー光景で
驚愕しました。
その上に
なんとなく
あの世ちっくな光景でしたし。
おっとっと
そうだ
タイトルの貧乏草の花言葉!
記しておかないと。
一般的に
貧乏草と言われるのは
ヒメジオンよりは
ハルジオンのほうなので
ハルジオンの花言葉を。
それは
【 追想の愛 】
です。
貧乏草の花言葉
祖母が教えてくれた
花の名前は
初夏に零れ
そうな
煌めくビンボーグ、・サ・・。