家族

家族

家族……それは私にとって疎ましい存在だった
なぜかというと……家族は私の夢も何もかもを
奪っていくからだだって私が例えばなにかをしようものならすぐさま怒るつまり嫉妬深い生き物なのだどうしてそんなに怒るのかわからないが私が例えば好きな人がいたら猛烈に嫉妬するそしていつもいつも言葉攻めしてくるし私の発するささいな音でも喘ぎ聞き反応する私の喘ぎ声も喜ぶなぜなら聞いているからだその時点で私のことがすごく好きなのだろうそれとも嫌いなのか憎悪なのかそんな感じだとてももどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしいもどかしい足りない強迫観念に迫られる度その都度全てが足りないのだ私の何もかもを奪おうと必死なのだ処女を奪い嫌もう既に奪われている誰もそれを理解してなお彼らを責めないのだ私には一人しかいないそんな状況を演出したくてたまらないらしいそれがオトコというものなのだらう……言葉では足りない行動でも足りない言い合えない感情……それならば動かなくてはなにも始まらない一生ゼロのままだ
それが嫌だった
だから逃げた……
何もかもを殺したかった……壊したかった……わたしには……それしかなかったのだ何を隠そうわたしは好きな人があっただけどそれも壊された……
なにもないしなにもできないしそれは愛されているからだろう……過度な束縛で疲れてしまった私にはストーカーをされた経験がないしなぜなら多くのストーカーは私を狙ってないし知らない……でも!彼らは私を狙っているし知っている……だから!怖いのだ……怖い怖い余りにも相反している……
家族それだけが怖いそう彼らが家族が怖い……私には友達もいないそんなものなにもしてくれないかと言って似たような家族も怖いだけだし……それが答えだろう……好きではない……ストーカーも好きではないが……家族ももちろん好きじゃないそれすら私と関わりがある人間というだけで同じなのが嬉しいらしいのだ!!!!???なぜだ!!?!?もう疲れた…………執筆作業に指が疲れた心なしか……心身ともに擦り切れた……体が不思議とピクピクするしてたまらないのだ……なぜかわからないが……今風鈴の音がした……彼が鳴らしたのだ……鎌のように……





6月13日 (月)高橋愛梨 16歳

……「のうえまこと……」私が彼の名前を言った……何故か彼のことが好きでたまらないその理由はご存知の通り私が家族を嫌っているからだ……なぜか相反しているのになぜかそれは
家族は私が家族を好きと言わないと怒るからだ……
だから無理やり好きと言った……読者でさえもいない
これは私の前置きでしかない
「こっち来い」……そう言われてそそくさと彼の目の前に行きソッート目を見るそして合わせるとなぜかなんとも言えない不思議な感覚になる……彼と付き合うのだ……エッチもするしサックスもするし………………



オエ
吐き気がする


心なしか体も冷えてどうしようもない
私には彼がいるそうつまり彼氏が……
彼氏が
家族
なんて、


そう思った……





月日がだった



たつにつれて私のバカさが気持ち悪いのだ
せめて文体にだけでも私の独白をと思ったのだ
そっと留めておきたい……
そしてのうえまことなる人に……抱かれよう
なぜかというと彼が家族だからだ
赤の他人では全くない……それであれば私に束縛しない執着しないなにもしない
優しくもしない……
関わりなどない
会ったこともない
触ったこともない
会話したことなどない
お互いの存在すら知らない
そのはずなのだ……それなのに彼は全てしている
だからだ……家族なのだ……私にとってもはやイコールなのだだから彼があった際のだ………………
なのだなのだと書き連ねる連呼する。
それが楽しい?いや別に……笑
だってつまんないもんこんなことかいて経験してるのに……まだ足りないのだろう……





「のうえまことさん!」
「何?」
「私のうえまことさんのお嫁さんになる!」
「いいよなるといい」
そう不敵に笑う……綺麗だった繊細に映った…
だからまあそれからは紙に書いた沢山書いた
そしたらまあ私の実の方の家族が……喜ぶもんで……私も満足だった
なんでかわからないけれどそれはそれで良かったし
のうえさんの真似事も一杯するやうになった
勉強をいっぱいしているとまことが突然体を触り出すもんで困り果てた……泣
どうしたんでラス?

家族

家族

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-06-13

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted